じぶんのはなし

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書評に変えて(短歌集の感想)

歌集『二月と三月と三月と四月』について、書評を書いていただきました。 書いた人:OPさんさん(おともだち)  短歌集を開くと、写真にも映像にも残り得ない〈視線〉という物質の伴わない記憶が並んでいた。記憶を越える言葉はな...
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歌集『二月と三月と四月』

令和四年の二月の暮れ、おばあちゃんは亡くなった。おばあちゃんと私は、亡くなるまでの六年と少しの間、二人で一緒に暮らしていた。(中略)おばあちゃんと過ごす約六年間は、全てが幸福とはもちろん言いきれないけれど、それでも幸せだった。ふとした日...
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実家の祖父が亡くなった日

実家の祖父が亡くなった日。中学二年の春だった。私はいつものように、離れからやってきた祖父を無視した。離れにもトイレはあるのにどうしてわざわざうちに用を足しに来るんだろうと、あからさまに顔を背けた。当時の私は多分、親に向けることができない反...
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