祖母が亡くなってからの約半年間詠みためた短歌を、一冊の本にしました。

歌集『二月と三月と四月』　悠はつの

（サンプル）

微睡みの羽毛のなかできみの言う「かわいかった」にゆるされる過去

夜を跨ぐ　耳を澄ませて目を凝らす　あなたの寝息にすくわれるよう

春雨を銀河のうちで浴びている　このかみさまは知るひとやろか

ピザビールおにぎり翠ジン夏ポテト　自業自得のポンポンペイン

朝の日を浴びながら揺れ連れられてまた違うひとのふりする仕事

薄墨の道々にたつ電灯　動かんものだけいとしい道路

溢れゆく百日紅の知らん色　また来年の色も変わった

※一部Twitterに掲載したものも含みます。

お友達に書評を書いていただいたよ。
書評に変えて（短歌集の感想）

拙いばかりのものではありますが、こちらを期間限定で頒布いたします。
こちらの通販は2023/03/28に終了いたしました。

■期間限定通信販売（終了いたしました）

期間：2023/2/27 22:00～2023/3/28 22:00
頒布方法：自家通販（BOOTH）
※スマートレターにて発送
文庫サイズ（カバー付き）/全174ページ
価格：800円+送料（180円）

【ご購入にあたっての注意事項】

・商品はお支払い確認後から一週間以内の発送を予定しております。一週間を超える場合には、メッセージよりご連絡、またはTwitterアカウントからのツイートにてご報告させていただきます。
・ご購入いただく前に、必ず商品送付先に誤りがないかのご確認をいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
（住所間違いなどにより商品の再送が必要となった際には、送料を二重にご負担いただく場合がございます）
・今回ご提示いただいた送付先住所は、原則商品発送以外の目的では使用いたしませんが、緊急時（※）には確認、提示する資料として使用させていただく場合がございます。
（※）・・転売、盗用を発見した場合。配送中のアクシデントに見舞われた場合等。
・乱丁、落丁があった場合には商品到着後一週間以内にご連絡をいただけますと幸いです。
・今回の通販は期間限定での販売となります。お支払いについても、期間内（2023/3/28 22:00迄）でのご対応をお願いいたします。

通販は今回限りの予定ですが、在庫はイベント参加時に頒布を予定しています。
（※今後のイベント参加は未定です）

不器用な生き方や接し方しかできない自分ですが、そんな自分のためにやさしい一冊を作ってあげられたような、そういう気持ちでいます。「おばあちゃんぽい、いつまでも本棚に置いておけるような、そんな本にしたいな」と思って作った装丁もすごくお気に入りです。
祖母と、協力してくれた友人たち、祖母のことや祖母のことじゃなくても、私の拙い話をいつも聞いてくれる友人たち、本当にありがとう。

そして最後に、ゆっくりゆっくりと時間を解く手段をくれた短歌に。感謝します。